「For Sleep 制作にあたって」 第一章

最終更新: 2018年12月11日


世の中は素晴らしい音楽で溢れている事は知っている。 自分もその音楽に救われた一人だし、 その音楽を使用して他者との繋がりを求めて来た。


しかし歳のせいもあるだろう、 以前の様に音楽を聴いて鳥肌が立つ様な事が少なくなってしまった。

鳥肌が立たないどころか音楽を聴いても何も心が動かない自分になってしまったのが

2013年ごろ。


ただ、写真での表現が自分の中の空になった箇所を埋めてくれたお陰で、 僕は音楽を作る事をやめてしまった。

勿論それからの日々の中で音楽は聴いていたけれど、

それは日常を少し彩る手段の一つとして聴いていた。


音楽を作る事をやめてしまった事で勿論思う事もあった。


せっかく長年かけて積み上げてきた技術や感覚を発揮する事は

もうずっとこの先無いと思ったし、もったいない事とも思ったが、

仕方ない、

音楽を作っても何も感じないのだから。


培った経験を別の分野で、人生の中で活かせればいいと自分に言い聞かせていた。

でも一つだけ「仕方ないで」 片付けられない事があった。 それは、

「本当に心の底から自分が聴きたいと思っていた音楽を作れたのだろうか」

という疑問。


それを聴かずして、後悔は無いのか? という自分自身に対しての問いかけ。

長い長い問いかけの日々。

そして、時間と問いかけによって 「その音楽を聴いてみたい」 という欲求に代わっていった。

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第二章へつづく


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